
「今日、これ飲んでるよ」
そんな一言と一緒に届く、ビールと簡単なおつまみの写真。
「おいしそう。私は今日は焼酎」
返事をして、それぞれの夜に戻っていく。
毎日会うわけではない。
長電話をするわけでもない。
将来の約束を急いでいるわけでもない。
でも、今日あった小さなことを伝えたい相手がいる。
40代・50代から誰かと出会うなら、そんな関係から始まってもいいのではないでしょうか。
恋人をつくらなければ。
再婚しなければ。
そんな大きな目標を最初から掲げなくてもいい。
「今日の晩酌を、ちょっと見せたくなる人がいる」
今回は、そんな大人のちょうどいい距離感について考えてみます。
「恋愛したい?」と聞かれると、少し構えてしまう
「もう一度、恋愛したいですか?」
そう聞かれると、
「そこまでではないかな」
と思う人もいるでしょう。
一人の生活には、もう慣れている。
好きな時間に夕食を食べられる。
休日は自分の好きなように過ごせる。
テレビのチャンネルを誰かに合わせる必要もない。
今の暮らしが嫌いなわけではありません。
むしろ、長い時間をかけてつくってきた自分の生活です。
だからこそ、
「恋人をつくる」
「結婚を考える」
「毎週デートする」
と言われると、少し大げさに感じてしまう。
でも、
「今日あったことを、ときどき話せる人がいたら?」
と聞かれたら、どうでしょう。
それなら、少し違って聞こえる人もいるのではないでしょうか。
たとえば、「今夜の晩酌」を送り合う関係
仕事を終えて帰宅する。
お風呂に入る。
冷蔵庫からビールを出して、昨日の残り物を温める。
テーブルに並べてみたら、思ったよりいい感じ。
なんとなくスマートフォンで写真を撮る。
そして、
「今日はこんな感じ」
と送ってみる。
しばらくすると、
「いいね。こっちは焼き鳥買ってきた」
と写真が返ってくる。
それだけ。
でも、不思議と少しうれしい。
同じテーブルを囲んでいるわけではありません。
それぞれ別の家にいて、それぞれ違うものを食べています。
それでも、
一日の終わりの数分だけ、誰かと時間が重なる。
こういう関係も、大人のパートナーシップの一つなのかもしれません。
「何を食べた?」は、案外いい会話になる
大人になると、新しく知り合った人との会話に困ることがあります。
「趣味は何ですか?」
「休日は何をしていますか?」
「どんな人がタイプですか?」
もちろん、こうした質問も相手を知る方法です。
でも、少し面接のように感じてしまうこともあります。
一方で、
「今日の夕飯、何でした?」
なら、ずいぶん気楽です。
「スーパーで刺身が安かったから買ってきた」
「今日は作る気力がなくて冷凍餃子」
「娘が来たから久しぶりにちゃんと作った」
「健康診断が近いからビールを一本だけにした」
食卓には、その人の暮らしが少しだけ表れます。
高級な料理である必要はありません。
むしろ、
何でもない日のごはんのほうが、その人の日常が見えることがあります。
大人の恋愛は「特別な日」だけでできているわけではない
恋愛というと、
夜景の見えるレストラン。
温泉旅行。
記念日のプレゼント。
そんな「特別な時間」を想像することがあります。
もちろん、それも素敵です。
でも、実際の人生のほとんどは、特別ではない日です。
仕事から帰ってきた火曜日。
雨が降っている木曜日。
特に予定のない日曜日。
冷蔵庫にあるもので夕食を済ませる夜。
長く誰かと関係を築いていくなら、
「特別な日に楽しいか」
だけではなく、
「何でもない日を少し分け合えるか」
も大切なのではないでしょうか。
毎日連絡しなくてもいい。すぐ返信しなくてもいい
若い頃の恋愛では、
「毎日連絡する」
「すぐ返信する」
「週末は会う」
といったことを、愛情の大きさと結びつけて考えた経験がある人もいるかもしれません。
でも、40代・50代には、それぞれの生活があります。
仕事が忙しい人もいる。
子どもとの時間を大切にしている人もいる。
親のことがある人もいる。
一人でゆっくり過ごす時間が必要な人もいます。
だから、
毎日メッセージしなくてもいい。
返信が翌日でもいい。
毎週会わなくてもいい。
お互いが納得しているなら、
「つながっているけれど、縛られていない」
という関係があってもいいのです。
「会わない時間」があるから、話したいことができる
距離が近ければ近いほど、いい関係になるとは限りません。
たとえば、週末。
それぞれ別々に過ごす。
一人は友人と釣りへ。
もう一人は家で映画を見る。
夜になって、
「今日はこんな魚が釣れた」
と写真が届く。
「すごい。私はずっと映画見てた」
と返す。
別々に過ごした時間があるから、話したいことが生まれます。
大人になれば、自分一人で楽しめることも増えています。
その時間を全部手放して誰かと一緒になる必要はありません。
「一緒にいる時間」と「一人でいる時間」の両方を大切にできる。
そんな関係もあります。
「おはよう」「おやすみ」より、「これ見て」がうれしいこともある
メッセージも、義務になると疲れてしまいます。
毎朝必ず、
「おはよう」
夜には必ず、
「おやすみ」
もちろん、それが心地いい二人なら問題ありません。
でも、
「送らなければ」
「返さなければ」
になってしまうと、関係そのものが負担になることがあります。
それよりも、
「スーパーで変わったビール見つけた」
「今日、夕焼けすごいよ」
「このドラマ、好きそう」
「駅前に新しい蕎麦屋できてた」
そんな、
“あなたにちょっと見せたくなった”
から始まるメッセージ。
大人の関係では、こういう小さな共有のほうが心地いいこともあります。
大切なのは「連絡の多さ」より、心地よさ
もちろん、誰もが同じ距離感を好むわけではありません。
毎日たくさん話したい人もいます。
できるだけ一緒に過ごしたい人もいます。
週末婚のような関係を望む人もいれば、再婚して一緒に暮らしたい人もいるでしょう。
反対に、
月に数回会えればいい。
普段はメッセージだけで十分。
という人もいます。
どれが正解ということではありません。
大切なのは、
二人にとって心地いい距離が近いこと。
「普通のカップルならこうする」
ではなく、
「私たちは、このくらいがちょうどいい」
と言えること。
40代・50代からのパートナー探しでは、年齢や趣味だけでなく、こうした距離感の相性も大切になってきます。
最初から「恋人候補」として見なくてもいい
マッチングアプリという言葉を聞くと、
「写真を見て恋人候補を選ぶ場所」
というイメージを持つ人もいるかもしれません。
そう考えると、一気にハードルが上がります。
写真を見るたびに、
「この人と付き合える?」
「結婚できる?」
と考えてしまうからです。
でも、最初からそこまで決めなくてもいいのではないでしょうか。
まず、
「この人とは話が合いそう」
「同じお酒が好きなんだ」
「この人が紹介している店、行ってみたい」
そんなところから始める。
そしてメッセージをして、
「もう少しこの人の日常を知ってみたい」
と思えるか確かめてみる。
その先に恋愛があるかもしれないし、ないかもしれません。
最初から答えを決めなくてもいいのです。
「今夜何飲んでる?」から始めてみる
もし、気になる人とマッチングしたとして。
何を送ればいいか分からなければ、難しい話をする必要はありません。
プロフィールにお酒が好きと書いてあったなら、
「今日は晩酌していますか?」
でもいい。
相手から、
「今日はビールです」
と返ってきたら、
「私もです。今日は何をつまみにしていますか?」
そこから、
好きなお酒。
よく作る料理。
近所のお店。
旅行先で食べたもの。
休日の過ごし方。
いろいろな話につながっていきます。
大切なのは、うまい文章を書くことではありません。
相手の日常に、少し興味を持ってみること。
それだけでも会話は始まります。
写真を送り合うときに、少しだけ気をつけたいこと
何気ない写真にも、思わぬ個人情報が写り込むことがあります。
たとえば、
郵便物。
会社の資料。
家の窓から見える特徴的な景色。
最寄り駅が分かるもの。
家族の写真。
車のナンバー。
オンラインで知り合ったばかりの相手に写真を送るときは、背景まで一度確認しておきましょう。
また、親しくなる前からLINEなど外部の連絡先を交換することを急ぐ必要もありません。
相手から金銭を求められたり、投資や副業などの話を持ちかけられたりした場合には、やり取りを続けないことも大切です。
気軽につながることと、無防備になることは別です。
安心できる範囲で、少しずつ相手を知っていきましょう。
「一人でも楽しい。でも、二人なら少し楽しい」
40代・50代からの恋愛について考えるとき、
「一人は寂しい」
という言葉が使われることがあります。
でも、すべての人がそうとは限りません。
一人の生活を楽しんでいる人もいます。
一人で映画を見られる。
一人で旅行にも行ける。
一人で晩酌するのも嫌いではない。
それでいいのです。
誰かと出会う理由は、
「一人では幸せになれないから」
でなくてもいい。
一人でもちゃんと楽しい。
でも、
「この写真、あの人にも送ろうかな」
と思える相手がいると、いつもの夜がほんの少しだけ楽しくなる。
そんな理由で誰かとつながってもいいのではないでしょうか。
恋活でも、婚活でもない。「縁活」という考え方
私たちが運営するR50Timeでは、恋活や婚活だけでなく、「縁活」という言葉も大切にしています。
大人になれば、求める関係は一つではありません。
恋人がほしい。
再婚したい。
一緒に旅行できる人がほしい。
趣味を楽しめる相手がほしい。
ときどき食事に行ける人がほしい。
そして、
何でもない日の出来事を送り合える人がほしい。
それも立派な「出会いたい理由」だと、私たちは考えています。
R50Timeは、40代・50代以上が主役のマッチングサービスです。
会員の7割が40〜50代で、恋活・婚活だけでなく、それぞれが求める距離感で相手を探せます。
最初から「恋人をつくらなければ」と構える必要はありません。
まずはプロフィールを見て、
「この人、同じお酒が好きなんだ」
「この人とは食べ物の話が合いそう」
と思える人を探してみる。
そして、
「こんばんは。今日は何を飲んでいますか?」
そんな一言から始めてみる。
それくらいの気軽さでいいのではないでしょうか。
まとめ|今日の晩酌を、ちょっと見せたくなる人
特別なデートをしなくてもいい。
毎日会わなくてもいい。
すぐに恋人にならなくてもいい。
結婚を急がなくてもいい。
でも、
今日食べたもの。
面白かったテレビ。
きれいだった夕焼け。
スーパーで見つけた珍しいお酒。
そんな小さなことを、
「この人にも見せたいな」
と思える。
そして向こうからも、
「今日はこんな感じ」
と何気ない写真が届く。
人生の後半に誰かとつながるなら、そんなところから始まってもいいのかもしれません。
今夜、一人で晩酌をしながら、
「誰かとこんなやり取りができたら、ちょっと楽しそう」
と思ったなら。
それが、新しい出会いを考える十分なきっかけです。
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